第四夜 オンラインゲーム遍歴 その2

 


さて、前回から続いてUOの話です。
散々な目にあった次ぎの日に、再度ログインして気が付いた事がありました。
操作は分かるのですが、何から手を付けて良いのか
分かりませんでした。
今に思えば、本当にとっつきの悪いゲームです。
そこで私は情報を探す事にしました。
UOからログアウトし、情報を求めてネットをうろつき廻ったのです。
うろついた結果に見つかったのがうるうるや日本の公式HPでした。

少しばかりの情報を身に付けた私は、当時の公式HPにあったガイドに習って
Yewの街から始める事にしました。
選んだシャード(サーバ)はWakoku。
出来たばかりのシャードで、始めたばかりの自分には丁度良いと
何故か思ったのを覚えています。
最初に産まれたのは、弓と槍を操る戦士を目指すZanでした。

UOで遊んだ事のある人なら分かると思いますが、Yewの街には
店の種類がそれほど多くないのです。
そして一部の道具は、ある程度使うと壊れてしまいます。
当時、皮の鎧や弓などを売ってお金を稼いでいたのですが、ついに皮鎧を作る
ために必要な裁縫道具が壊れてしまいました。

「さぁ、困った」って事で裁縫道具を買いに行かねばなりません。
とりあえず、近い街を探してYewの外にでる事にしました。
身に付けている物は、皮の帽子に肩当、そして初期装備でもらった槍と
弓矢です。回復の魔法など、もちろん覚えていません。
ムーンゲートの存在も、MAPウィンドウを出す事さえも知らなかった
私には、説明書に付いてきた地図だけが頼りだったのです。
幸い(?)私は街の外がどの程度危険なのかも知らなかったので、
その貧弱な装備のまま外へ。

その道中はまさに冒険しでた。
人の背丈の倍はあろうかという巨人と戦う戦士達を見つけ、
何か手伝えないものかと思案していると

戦士俺達は大丈夫だ!早く逃げろ!」

と言われ、少し心配しながらも走りだしたり、
魔法を使う幽霊に狙われ、命からがら逃げ延びたり、
狼に苦戦する人に会い、

苦戦する人「狼って強いですね」

と話をしながら協力して狼を倒したりしているうちに
どうにか目的の街にたどり着きました。

初めて目にする大都市。その名はVesper。
しばらく目的も忘れて、色々見て廻ったのを覚えています。

今では魔法でひとッ飛びの場所も、昔は本当に旅のように感じました。
それだけでも楽しかったので、色々な所へ歩いて行ったものです。
現在、Zanは居ませんが、楽しかった思いでは残っています。
色々な知識が備わってしまった今では、なかなかできない経験。

時折思い出した様に、徒歩で旅をするのも面白いかもしれません。

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